【解決事例】交通事故での事故状況の争い

2013-10-29

こんにちは。西船橋法律事務所(船橋・習志野・市川・浦安・八千代)の所長弁護士の戸田です。

今日は交通事故事件について。

 

交通事故において、よく争いになるのは、「事故状況」

当事者双方の事故の状況・事故態様が全然違う、ということも珍しくありません。

そして、その事故状況をどう見るかによって、お互いの過失割合が真逆になってしまう。

だからこそ、単純な物損事故でも、事故の状況(過失割合)を争って、裁判で数年争うことも珍しくありません。

 

交通事故の事故状況(過失割合)の難しさ。それは、証拠がない、ということ。

物損事故で目撃者を見つけるのは至難の業でして、車のキズなどを頼りに、どういう事故かを探るしかない。

最後は運転者自身の話(本人尋問)が決めてになることがほとんどです。

 

先日解決した事件では、

本人の尋問をやる前は、「この事故はほとんどこっちが悪い」と裁判官に言われていたのに、

本人尋問をやってみたら、結局相手の過失割合を大幅に認める逆転判決。

事実がどっちに転ぶかというのは極めてデリケートです。

弁護士の腕の見せどころですね。