【解決事例】退職勧奨をした会社との交渉で勝訴的和解を勝ち取った事案

2014-01-07

西船橋法律事務所の解決事例をご紹介致します。

 

【事案】

退職勧奨を受けて、やむなく自主退職をしようとしていた労働者の方からのご相談を受け、会社相手と交渉した案件です。

本来、自主退職した場合は規程どおりの退職金をもらえるだけで、上乗せの退職金はもらえません。

しかし、これではご依頼者の方は生活ができません。

交渉の主眼は、職場復帰よりも解決金の確保、という点にありました。

 

【解決内容】

会社も当初はかなり硬直した姿勢で、こちらの希望する解決金にはほど遠い額の支払のみの提案でした(給与数か月分程度)。

しかし、法的見解・労使実務を踏まえた書面を繰り返し相手に提出しつつ、粘り強く交渉を続けました。

その結果、ご依頼者様の希望に沿う金額の解決金(総額給与1年分程度)を勝ち取る形で和解が成立しました。

ちなみに、解決までの間ご依頼者様は休職扱いでしたが(本来は無給扱い)、交渉の過程で、その間の給与も保障させています。

 

【コメント】

不当解雇事案の裁判での解決水準以上の高額な解決金での解決となりました。

しかも、本来は無給であるところの休職中の賃金も保障させたことも大きかったです。

退職後の生活に不安をお持ちだったご依頼者様からも感謝のお言葉をいただきました。