【解決事例】逮捕されたご家族の早期釈放を実現した事例

2014-12-01

西船橋法律事務所(船橋,市川,浦安,習志野,八千代)の所長の戸田です。

本日は刑事事件の解決事例をご紹介します。

 

【事例】

家族が警察署に捕まった。面会もできない。何とか早く釈放させてほしい」

緊急のご依頼を受け,当事務所で対応することとしました。

 

【対応内容】

こうした刑事事件の弁護のご依頼は,まず面会から始まります。

特にこのケースでは,ご本人が,弁護士以外とは一切面会できない接見禁止の状態でしたので,一刻も早い面会が必要でした。

面会したところ,ご本人は無実の罪で捕まっていることがわかりました。

無実を主張する,いわゆる否認事件においては,一度身柄が拘束されてしまうと,勾留期間の途中に釈放されることはかなり難しいのが現状です。

非常に難しい対応となる事件ですが,勾留に対する準抗告(ご家族からの身元引受等を取得)を申し立てつつ,起訴・不起訴を決める権限を持つ検察官に意見書を提出し,早期釈放に向けた交渉を行いました。

そうした甲斐あって,勾留期間がまだ8日ほど残っている段階で,検察官が不起訴と判断し,ご本人は釈放されることになったのです。

 

【コメント】

勾留期間が残っているにもかかわらず,検察官の判断で不起訴となるケースは非常に珍しいと思います。

実はこの事件,労働法的な知識も要求されるような,非常に難しい案件でした。

早期に接見に行って対応したこと,無罪主張の法律的見解をしっかりと主張したこと,そうした努力が実った事件です。

 

西船橋法律事務所では,刑事事件も2名体制で迅速かつ適切な対応を行ってまいります。